設計・製造における特徴
製造業のお客様より、工場内で薬品を搬送するためのAGV用の台車に関するご相談をいただきました。搬送対象物は、ビンやポリ容器などと、キャニスター缶の2種類でした。
お客様は、ビンやポリ容器、キャニスター缶など、形状の異なる容器をAGVで安全かつ効率的に運ぶための専用台車です。
特に、プラカゴを台車に安定して載せられる構造であること、そして背の高いキャニスター缶が走行中に転倒しないよう、缶ごとにパイプなどで仕切る転倒防止策をご希望されていました。
そのため内部が6つの区画に分かれており、外側に開く蓋がついたかご台車のような形状で、前後に取っ手があり、側面にも壁がある構造をご提案いたしました。
これらのご要望に基づき、弊社では多品種の薬品容器に対応可能なAGV用かご台車をご提案いたしました。ご要望通り、内部を6つの区画に仕切り、側面を壁構造として搬送物の落下を防止し、外側に開く蓋も設計しました。またAGVとの連結や手押し作業を考慮し、台車の前後には取っ手も設けています。
積載物への対応として、プラカゴはフラットな底面に安定して置けるようにし、キャニスター缶については、ご要望のあった転倒防止用の仕切りパイプを各区画に設置しました。これにより、缶が個別にしっかり固定され、AGVの走行中も転倒しない設計を実現します。
当社は累計1000台を超える特注台車の設計・製造に携わってまいりました。納品業界は食品業界から航空業界まで多岐に渡り、特注台車の設計から製造、既製品の改造、派生品の製作、さらにはパーツ部品の製作まで幅広く手掛けています。
「こんな台車が欲しい」、「今使っている台車(部品)をこうしたい」、「こういった物が作れないか」など
台車に関するお困りごとがございましたら、お気軽にご相談下さい。